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「自分を大切にしてほしい」
という願いをこめた、
女性を応援するハーブティー。

髙橋 絵麻さん(WWHハーブティー商品開発担当者)
Living Space Atha.
髙橋絵麻さんプロフィールはこちら

「自分を大切にしてほしい」という願いをこめた、女性を応援するハーブティー。
整った顔立ちとピンと伸びた背中。はなやかな笑顔で人を引きつける髙橋絵麻さんは、乳がんサバイバーでありピンクリボンアクティビストとしても活動しているヨガインストラクターです。WWHではハーブティーの商品開発を担当しました。商品には、女性たちを応援する彼女の温かな思いが込められています。

安心して飲めるオリジナルのハーブティーがほしい

 絵麻さんに人生の大きな転機が訪れたのは、2015年10月のことでした。それはちょうど2人目のお子さんが生まれて3ヵ月経ったころ。右乳にステージ3aの乳ガンが見つかりました。

 生まれて間もない娘は授乳期、しかもホルモンバランスが戻りきっていない産後の体で受けたガン告知。そのショックの大きさは計り知れません。けれど絵麻さんは、告知から1ヵ月半後にSNSでガンを公表し「しこりさわってキャンペーン」を開催。全摘手術を受けた後もピンクリボン活動やお話会を開催するなど、苦境を跳ね返すようにアクティブに動き始めました。

そのパワフルな活動の源には、病気をきっかけに気づいた大切なことを一人でも多くの人に伝え、心や体と向き合う女性たちを応援したいという確固たる信念がありました。

「もっと自分を大切にして、自分と向き合って人生を楽しんでほしい。このメッセージを一人でも多くの女性に伝えたくて、さまざまな活動をしています。行動的になったのは、病気をきっかけに考え方や生きる姿勢が変化したから。人生の時間には限りがあることを意識するようになったからかもしれません」

安心して飲めるオリジナルのハーブティーがほしい
 アトピーに悩んでいた経験から体の内側の美に興味が芽生え、エステティシャンからヨガインストラクターになった絵麻さん。体の中からきれいになれたらと、いろんなハーブティーを飲んでいたそうです。そして病気をきっかけにハーブティーへの興味がさらに高まり、レッスン後に飲めるオリジナルハーブティーを作りたいと思うようになっていきました。

「安心・安全なハーブティーがほしいけれど、地産地消のハーブティーは少ない。それなら自分で作ろうと思った矢先、プロジェクトのお誘いを受け参加させていただくことにしました」

 病気の公表をきっかけに自分の世界が広がり、たくさんの出会いが訪れ、それが今回のプロジェクト参画にもつながったといいます。そして、初めての商品開発に挑戦することになりました。

心と体をゆるめてあげる。
めぐりを良くするハーブティー。

温かいお茶を飲みながらゆっくりと会話を楽しむ。そういう時間を大切にしたいと話す絵麻さん。病気になってからは、それまで以上に『体を温める』『めぐりをよくする』ことを意識するようになったそうです。

「体を温めて心と体をほぐし『めぐり』をよくして、緊張から解放して自分をゆるめてあげる。これは多くの女性に必要なことだと思います」
心と体をゆるめてあげる。めぐりを良くするハーブティー。
子育てや家のこと、仕事などに追われ、現代の女性はとかく忙しいもの。緊張やストレスを感じながら過ごしている人は少なくありません。けれど、その緊張を自分でゆるめてあげることが、自分を大切にすることにつながると絵麻さんは語ります。

「たくさんの女性に、自分の時間を持ってほしいです。私も病気になる前は自分のことを後回しにしていました。けれど人生は一度きり。自分の人生なので、自分の時間を大切にしてほしいです」

温かいハーブティーを飲むことでホッとひと息つく時間が生まれ、自分をゆるめてあげられる。そこからコミュニケーションが生まれ、楽しい瞬間がつながっていく。ハーブティーは自分を大切にするためのツールの一つと言えます。

五感をフルに使って、人生を豊かに生きる

 福井の安心安全な素材を使い、体にやさしいハーブティーを作りたい。けれどハーブには専門知識が必要です。そこで相談したのが、RelationKaoriLaboの勝田人世さんでした。勝田さんはオリジナルハーブティーやアロマスプレー開発している、香りのエキスパート。WWHプロジェクトに賛同し、協力してくれました。

「勝田さんのオフィスがある福井県敦賀市に出向き、一緒にハーブティーを試作しました。0.1グラム単位でハーブの量を調整しながら試飲を繰り返し、味や香りにこだわって作り上げました」

シャクヤクの風味を生かしつつ、すっきりとした後味に仕上げることが難しかったとか。けれど苦労の甲斐あって、自信をもってすすめられるハーブティーが完成しました。

「ホルモン由来のガンだから、治療中も安心して飲めるものがほしかったんです。専門家に協力していただくことで、禁忌事項をきちんと守ることができました」
  • 勝田人世さん
  • 敦賀を拠点に活躍されているオリジナル香りクリエイターの勝田人世さん。講座を開催したり、敦賀で栽培されている東浦みかんを使ったオリジナル商品も販売されています。
敦賀市出身・在住。自身の経験をもとに、「がんばっている人の心身の緊張を、香りでゆるめてあげたい」と、AEAJアロマテラピースクールで資格取得。エステシャンを経て、現在は、AEAJのアロマテラピー検定対策講座の講師を務めるほか、行政・企業・一般向けの出張講座も開催。

AEAJ認定アロマセラピスト/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター/AEAJアロマブレンドデザイナー/AEAJ環境カオリスタ/JAMHAハーバルセラピスト/JCWA色彩福祉士/サードメディスンアドバイザー/日本エステティック協会認定フェイシャルエステティシャン

勝田人世さん(Relation Kaori Labo)のwebサイトはこちら
完成した3種類のハーブティーはどれも月をイメージしています。新月、半月、満月。月の満ち欠けを感じることで、お茶の時間をさらに楽しいものにしてもらいたいという思いがあります。

「私にとって『月』は日常生活を楽しむスパイスの一つ。結果にとらわれず、まずは楽しんでほしいです。五感をフルに使ってお茶を飲めば、お茶の時間がさらに楽しくなりますよ」

「お茶を1杯飲む」という行動ひとつにも、五感を使ってほしいと絵麻さん。ただ味わうだけでなく、目で見て楽しみ、香りを感じ、温もりに癒され、静寂に耳を傾けることで、お茶の時間が何倍も楽しくなります。五感を研ぎ澄まし生きることは、毎日をさらに豊かにしてくれます。

今後は絵麻さんが新たに開設するヨガスタジオでも、レッスン後に楽しむお茶としてWWHハーブティーを提供していく予定とのこと。ヨガで体をほぐした後に、ホッとひと息つく時間を楽しめそうです。

やさしい社会を作りたい。
まずは自分を満たすことから始めよう。

「ちゃんと寝て、ちゃんと休んで、ちゃんと甘えて、食べ過ぎない。当たり前のようでなかなか難しいことですが、これが出来る人が増えたら社会は変わっていくんじゃないかな。楽しそうに笑って幸せに生きる女性が増えたら、社会はもっと明るくなります。まずは自分を満たしてあげること。それが周囲につながっていくと思うんです」
やさしい社会を作りたい。まずは自分を満たすことから始めよう。
 絵麻さんと話していると、「自分のことを大切にしてほしい」という言葉が何度も出てきます。それは決して押しつけではなく、一人でも多くの人を応援したいという真っすぐな意思の表れ。その根底には、社会に対する思いがありました。

「やさしい社会をつくりたい。さまざまな活動は、そこに繋がっているのかもしれません。たくさんの女性を応援するものをつくることで、住みやすい社会を作っていけたらと思っています」

やさしい社会をつくりたい。それはWWHプロジェクトメンバー全員に共通する思いでもあります。たくさんの人に幸せの魔法をかけて、社会を変えていくWWHプロジェクト。大きくて温かいプロジェクトが始まりました。
生きるを伝える写真展
絵麻さんには、プロジェクトのイメージモデルも務めていただきました。2018年6月ヨガスタジオをオープン。スキンヘッドになった女性をテーマにした「生きるを伝える写真展」の開催など、多岐にわたる彼女の活動が、これからも楽しみです!
生きるを伝える写真展 https://readyfor.jp/projects/15218
WWH herb tea Full Moon / New Moon / Half Moon

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